第六章 ゼンブチョーダイ 別世界ダイバーの職務はそんな風に楽勝なことばっかりでもない。現に今もうすでに敵地にいるじゃんね。大っぴらに世界観を構築する例のやつができない以上、それこそゲリラ的にやっていくしかないわけで。 ベリエルグの寒々しい秋冬な街並みを闊歩する。さりげなく、それでいて大胆に。あえてね。俺たちチームだから、お互いに気心知れてっからさ。離れて行動しててすらそこにいるのが感じられるくらいまである。 さながらセントラルシティのストレンジャーじゃないか。自嘲したくもなるが大事なのは自重だ。久々だねぇこの感じ。悪くないぜ敵地潜入も。 「(どうだ、気配は)」 『(今のところないな。向こうも対策してるだろうけども)』 ザヴァくんとティムっちゃんはひとりだけど二人だから、なおさら任務に向いてるまである。これまでの交戦でもティムっちゃんは面が割れてない。見破られてないってこと。いわゆるひとつの切り札ってやつ? 『(がっはっは。そうだろう、俺を拾った甲斐が早くもあったなー)』 「(おっそうだな。くれぐれも軍事機密を露呈させないようにな)」 エリィは大丈夫だろうか。離れた場所にいて、彼女は彼女で欺瞞工作に従事している。ベリエルグの街中に情報を流したり、その逆で、情報を集めたりとかそういったことだ。また別の場所にはパブロフもいる。 「(…いるわよ)」 「(こっちもだ)」 何かと謎の多い敵地だ。件の三人組だって、何となればほぼ初見だったわけだしな。実際、ベリエルグもセントラルシティも電脳世界だから。日々刻々と姿を変えながら最新鋭へと最適化され続けてるってわけで。 だからこそ、別世界ダイバーの仕事もまたなくなることはないんだな。 お互いの存在を、秘密の別プロトコルの精神感応通信が届くぎりぎりの遠い距離ですら、感じ取ることができる。これはもうまさしく成長だ。 直接触れ合うほどの距離にいなくても以心伝心できるってすごくね。 さながら深海での潜水艦バトルみたいになってるしな。ソナー合戦だ。少しでも三人衆の気配が近づけば、それとなくさりげなく距離を置く。 ベリエルグの街に、別世界ダイバーとしての橋頭保を築いていくぅー。それでいてふと思う。セントラルシティのストレンジャーのことがまだ解決できてないしな。三人衆の相手ばっかりもしてらんない。忙しいぜ。 「(……ま、それくらいがちょうどいいってこと)」 『(真面目だなーザヴァくんは、まさに戦士って感じだよな)』 「〝そうだが〟」 思わず声に出してしまい、慌てて気配を消す。ひとり言かよ。セントラルティービーならともかくベリエルグで滑っていくのはちょっと危険だ。 遠慮しながら、ザヴァツキへと頼みごとをする若者たちの姿を思い浮かべる。気を使わなくてもいいのにって思う。こんなよしなしごとなんて一気に片付けて、今すぐに、彼らのもとへとすっ飛んで行けたなら。 『(いつだっけ、その、発表会みたいなのって)』 「(まだ時間はある。何日かは。それまでにやっていきすんぞ)」 そのほうがよーっぽど大事だからねのテンションだ。さながら三人衆のことなんざ相手にしてないくらいまである。おっとあれでも重要な新発見のオブジェクトだっけか。ザヴァくんたちを模倣し、作り出されたとか。 ま、いいんだ。そんなに深入りしなくたって。優先順位を考えろ。まずセントラルシティだ。若者たちの周りにストレンジャーがうろついてるな。これこそ一大事じゃないか。まずは根本原因こそ解決しなければ。 あるいはエリィ、パブロフ、ティムっちゃん、ザヴァくんのこともそうだ。ベリエルグとの対峙は、まるでどこか遠い対岸の火事じゃないか。 そんなことあるかって。じゃあ、エリイと、パブロフと、ティムっちゃんと、ザヴァくんのほうが大事じゃないのか。あるいはセントラルシティの若者たちとの数日後の発表会の約束のほうが。それが優先順位だよな。 『(俺ももうそこに入ってるんだ。うれしいじゃんね)』 「(あったり前だろ。とっくにおまおれだっつってんじゃん)」 お前が俺で、俺がお前で、俺とお前とってね。いわずもながのことだ。ああ、自由ってそもそも何だろうな。思わずそう考えてしまうのを、防ぎ得ないじゃないか。そう思わないか。これを読んでるそこのあなた。 そりゃ、ありったけの支援を受けてるよ。セントラルシティを防衛する戦士だから。別世界ダイバーだから。助手のエリィとも巡り合えたしな。パブロフだって参謀についてくれる。セントラルシティと関係なく得られたのはそもそも電脳世界の住人ですらなかったティムっちゃんくらいで。 それこそギブアンドテイクだってことくらいわかってる。だからいったじゃん、ビジネスポニーテールだって。いや。まあ。うん。わからん。 本当にそうなんだろうか。本当はどうなんだろうか。敵地たるベリエルグの雑踏に紛れ、情報をインアウトしながら。かられなくてもいい疑心暗鬼を感じている。戦士である俺が守りたいものって何なんだろうか。 はっきりいって、ベリエルグだとか、セントラルシティだとか。そういう話に、どうしても一定の距離を感じざるを得ない。そのことはこうして駆動を続けていてますます実感する。慣れてくるにしたがってさらに。 本当に感じるんだよ。一定の距離を。そう思いませんか。僕は思います。そんなことばっかりだよ。ティムっちゃんなんて王だったからな。 一方で、何のために駆動するのかの部分、目標っていったらいいのか。その解像度は高まる一方だ。同じようで同じじゃない。別のものだ。 どうせ駆動するなら。一番守りたいもののためにありたい。戦士として、やっていきするなら。エリィとか。パブロフとか。ティムっちゃんとか。ザヴァくんとか。ベリエルグやセントラルシティのためじゃなしに。 だが。だがね。そりゃあね。わかるよ。わかりますよ大人だから。 そうは問屋が卸さないってんだろ。だからこうして敵地で欺瞞工作を、情報収集を、インテリジェンスを、行ってるじゃないか精一杯にさ。 お互いにかけがえのない存在である俺たちだけのために、ただ駆動することってできないものだろうか。自由になりたいからこそ力を得る。力を得るほどに自由が遠ざかる気がしてならない。なあ、エリィ、パブロフ。 「(ふわー。いったい、さっきから何いってるのー)」 「(何でもないないわっ。三人衆の気配に気をつけろ)」 「(……いってるそばからおいでなすったかもしれんぞ)」 ざわざわとそれまでとは異質な気配が近づくのを確かに感じる。 何となく嫌な予感がして、瞬時に激烈な猛スピードで疾走する。俺たちがばらけてると狙われるのはエリィだ。パブロフのことはまだそんなに割れてないはずだ。案の定、三人衆の気配が、距離が、急速に縮まる。 「〝どぉおおおぉりゃぁあああぁーっ!〟」 視線の先に、エリィへと迫る、豆粒くらいのサイズのシャールがいる。ヴェネスとドランが相変わらず背後の方向にいて対露を固めてる。 まずい。これ、もしかして、間に合わないやつなんじゃ。ばらけ過ぎ、 「もらったぁあ”あ”ぁ?!」 シミターを勢いよく振り下ろそうとしたシャールの右手に、重たい衝撃が走る。軌道を強引に捻じ曲げられ、あり得ない角度で空を切る。 一瞬遅れて、単発の乾いた射撃音が響く。これはパブロフか。さすが。小型だが猟銃のように無骨なフォルムの木製の渋い武器を構えている。 慣れない実践だろうに、よくぞ当ててくれた、のサムズアップを送る。 「〝きゃっ! 何よもう、あなたレディに対してそんな〟」 抗議するエリィの細いウエストを横抱えにして走り抜ける。あえてね。 「ちょっと待てぃ、素通りかよ」 「〝そうだよ〟」 まさに脱兎のごとくだーっとである。しゃしゃしゃって煙幕を張る。手際がますます洗練されてきてるし、ジャミング性能も何かとアップしてるしな。この辺りはビルド先輩やカグヤ姉さんに感謝感謝まである。 「びゃあぁあああぁ、辛い、な、何だぁこりゃあ」 「とんでもねーぞおい。目がぜんっぜん開かないんだが」 たたらを踏むヴェネスとドランを尻目に、雑踏へと紛れ込んでしまう。 「あーもう。追えって。いったぁ、んっだこれ足に何か刺さったぁ!」 神出鬼没。直接の交戦を避けながら、インプットとアウトプットを繰り返すべし。三人衆も追いかけては来るだろうが、その都度まいていく。 重要な戦略的目標が現れれば、その限りでもないけどな。 先日もベリエルグのどこかで見たような、荘厳な雰囲気を感じる。ただでさえ冷え込む秋冬モードの体感温度が、凍てつく方向へと下がっていく。そこにいるのがわかる。お前か王よ。不可知領域っていってたな。 「そうだよ、闖入者諸君。また会ったな。まあこっちへ来いよ」 「〝……〟」 あえて何もいわず。ザヴァツキはその男を睨みつける。いつぞやのように、大きくて長い机の端に澄まして座りこちらをまっすぐ見ている男を。 短いあいだに築かれたサムシングを思い返す。セントラルシティへと流れついたこと。ティムっちゃんと、エリィと、パブロフと出会ったこと。セントラルシティの穏やかな街並みを。ザヴァくんの帰りを待つ若者たちのことを。それらすべての価値の、対極にいるのがこの管理AIなのか。 「私にすべての責任があるだなどと、よもや思ってはおるまいな」 さぞ心外そうに、両手を広げて見せる。その仕草は人間とちがわない。それでもどこかしらに漂う硬質な冷たさは。彼があくまでも管理AIだからなのか。もとより彼とて管理AIとして選ばれるまでの来歴があるが。 「お前たちには解析できていないだろうが。俺は多少特殊でな。管理AIになる前も、いわゆる管理AIのようなことをしてたってわけなんだ」 「〝だからそんな風なのか〟」 「そんな風とは?」 「いわずもながなんだよなぁ。皆までいわせるんじゃねえぞ!」 突風。重たい空気を切り裂いて、隔てられていた距離を一気に詰めながら。ザヴァくんの二刀短剣が、刺突の陣形を組むように構えられる。 「゛よろしくお願いしま~す、ギロチンクロス・ファランクス!〟」 技名を叫ぶのと同時に、精神感応により二刀短剣ワルキューレが高エネルギー状態となり、岩をも寸断する超絶的な振動をその刃に纏う。 巧みな足技で軽やかにあと数歩を踏み込む。込められた気合いで、さながら空間も時間も捻じ曲がるくらいの最強突撃技が瞬間的に発動する。 「〝何でも、好きなものが、食べたいっ!〟」 振り抜くと、空気だけでなく机や椅子までも破断される。磁器を弾いたような高く澄んだ音が響く。不可知領域はかりそめの姿で跳躍する。 「〝エリィに、かわいく、おめかしして欲しいっ!〟」 二撃、三撃と、左右に構えた二刀短剣が俊敏な動きを見せる。いや、ザヴァくんのようなダイバーや不可知領域のような管理AI以外にはまったく視認できないだろう。紙一重でかわしながらスウェイバックする。 「〝みんなが笑顔で楽しいセントラルシティが大好きだっ!〟」 身体を大きく使って回転させながらさらに連続攻撃をおみまいする。五月雨のようにぶちかましてやっと連撃が止む。息ひとつ切らさない。 「なるほど、それが望みか。本当に。君が、真に、望んでいるのかね」 「〝何だと〟」 その言葉で初めてわずかに動きが止まる。真に、望んでいる? 「そうとも。セントラルシティで教わったお利口さんの望みではなく。君が、ただありのままに希求していることだ。まさか君は」 「〝ええい、うっせぇわ。剣で語れ。避けてばっかりじゃねーか〟」 にやり、と不可知領域が冷ややかな笑みを浮かべる。彼の右手に空間の歪みとともに細い長剣が生成される。透明な氷の結晶のようだ。 「ではお望みどおりに」 次の瞬間。一気に形勢が逆転する。一本しかない剣なのにザヴァくんを凌駕する軽快なスピードと豪快さで、流れるように振り回されてる。こりゃ必要なのは警戒ってやつじゃないか。二刀短剣で弾き受け流す。 「くくく、やはりこうでないとな、コーディネートだけに、くくく」 「〝わかっててやってたんかいっ!〟」 何ともあざとい精神攻撃だ。さんざん引っ張った伏線の回収をこの目にも止まらない剣戟の合間に繰り出してくる。思わず何発も食らってる。 「痛みを覚えないのも。何もわかってないのも。お前じゃないか」 「〝ふっ。まーさーかー、バーサーカーだけになぁって〟」 「くくく」 やるじゃないか、という表情でうんうんと頷く不可知領域、もしかしてザヴァくん、ベリエルグでもガーディアンとしてやっていけちゃうのー。 「あながち絶対にないとはいえんだろう。あのセントラルシティでやっていけてるんだから。お前次第だな。俺の配下なら教えることが山積みだ」 「お断りだ。俺は自由を大事にするし、個人主義だし、それに」 「それに?」 確信に満ちた核心に触れる、これぞまさに革新のトーンで。 「〝エリィが、好きだ〟」 同時に叩き込まれる二刀短剣の重たい打撃に、さしもの不可知領域も押し返されて防戦に回る。だが不思議と、悪くないという顔をしている。 哄笑。不可知領域の全身全霊からこの世界のすべてをコーディネートする意志そのものといえるエネルギーが放出される。ヒゲがびりびりする。 「よくいった、よくいったぞ、はははは!」 今度はその圧力にザヴァくんが押し返される。いったい何がそんなに受けたのかと思うが。不可知領域は思いのほかしてやったりの雰囲気だ。 「覚えておけ、それがお前の本心だということを。セントラルシティがどうこうではなく。お前の真の望みによって動いているということを」 「〝それが〟」 両腕を大きく背後に振り上げ、ありったけの力こそパワーを込める。 「〝どうしたぁあああぁっ〟」 怒りすらも加わったザヴァくんの最終奥義、ギロチンクロス・ファランクスの終極的なものすごい一撃が繰り出される。全身全霊で一気に間合いを詰める。回転しながらの突撃が、ドリル的な奔流となって襲い掛かる。 「〝おらぁあああぁーーーっ!〟」 不可知領域は不可知領域で、両腕を重ねるように突き出して障壁を構築する。攻守の力と力がぶつかり合う。空間そのものが揺れる、揺れる。 『覚えておけ、それがお前の本心だということを』 なぜかそうくり返す。少しも窮地を感じさせない余裕を漂わせて。 次の瞬間、管理AIだからこそ可能ならしめる莫大な力を行使され、あり得ない速度で弾き飛ばされる。対面していた広間の壁を突き破って。 屋外をさらに吹き飛ばされ、何度か同じように建物の壁に穴を開けながらかなりの距離を移動し、ようやく分厚い石壁に叩きつけられて止まる。 「〝……あだだ、とんでもねーパワーだなこりゃ〟」 『(早く隠れろって。三人衆に見つかっちまうぞ)』 「(そやな)」 あっという間に気配がかき消える。石壁の謎の損傷だけが残される。 なぜ、そんなことを。不可知領域にとって何がそんなに重要なのか。なぜ彼はベリエルグをこんな風にしているのか。何か重要な鍵なのかもな。 人間の自由意志に関わることなのかもしれない。きっとそうなんだ。食べ物がおいしいとか、選べるとか、エリィがめっちゃかわいくてお洒落だとか、出会って間もないのにもうすでに好きだとか。そんなセントラルシティの別世界ダイバーでよかったと思ってるとか。全部が伏線なんだ。 そういうものを信じてないのかもしれない。都合が悪いのかもしれない。すぐには表面化しないカタストロフィーの原因と考えてるんだろう。 だから彼は管理する。管理AIだから管理はするんだけども。セントラルシティのファントムよりかなお一層。世界の構造すらも隠蔽しながら。 人間の自由意志で何か個人的に痛い思いをしたのか。フラれたとか。 ボス戦の損耗がさすがに激しい過ぎるので緊急イジェクトしながら。マグナ粒子のエネルギー状態で構成されたプラズマの竜巻として外殻へ向け移動しながら。ずっとそんなことを考える。終極的に何が目標なのかを。 不完全な今いる俺たちの世界は、やがてどうなることを期待されてるのか。そのために戦士がいるんじゃないのか。ファントムや不可知領域にはそれが見えてるんだろうか。形而上学的な話じゃなく、実際問題として。 それこそティムっちゃんの時代からずっと変わらないようにも思える。あるいはそれですらいいのかもしれない。ヒューマニティーであり、リミットオブヒューマニティーでもある。俺たちの日々。俺たちの旅路。 なるほどぉー、人間の自由意志ってのが題材になってるんだよなぁ。考えてみればだからこそエリィとの関係でもああいう展開とか描写になってるわけで。ファントムは何で突っ込まないのって思わせるわけ。でも、突っ込まなかったじゃんあそこで。なぜかっていえばそれが不可知領域とのちがいだからなんだよな。人間の自由意志で世界の構造を知り、理解し、自らその頸木を外そうと試みるものに、全幅のかどうかはしらないが一定の寛容さを備えてるってわけ。改行すら忘れて納得しちまったじゃんね。 ビジネスポニーテールでいくらおだてられてもってなるじゃん。そこはさあ。やっぱエリィの本心からの好きが欲しいじゃん。俺だけ。そんなことないよなあ。誰だって。そうでもないのかもしれないんだろうけどさ。 何かさ、嫌いなんだよね。主体的な思想として高めることもせず。周囲のいいなりになってればそれが一番幸せだみたいな、受動的な考え方ってもんがさ。男の子じゃないよ。もっとこう、コーディネートしなきゃ、 『おい、前、前ーっ』 「……だぁっ!?」 ぶつかってしまった、外殻に思いっきり。とほほ。掘削装置じゃなくどたまでぶち開ける。困難は突破してこそ意味があるんだぜ古王さんよ。 砂粒より細かいパウダー状にまでエネルギーから物質へと再転換されながら。上手にイジェクトできましたーって外部空間を漂いながら。 なおも人間の自由意志について考えたりして。セントラルシティがすばらしいのか。あるいは、それってもはや愚行権じゃんってことにワンチャンなりはしないのか。え、不可知領域はそこまで見越してるってこと? 自由意志があるのはいいけど、結果的にそのことが人生を悪くするかもしれないとしたら。自由意志だけが無謬といえるのはどうしてなのか。 真の望みにこだわったのって、セントラルシティのもっともらしい大義には従うくせに、内心では常に別のことを考えたりもしてて、ベリエルグのより厳格な戒律には思いっきり反発する矛盾を皮肉られてるってのか。 やれやれだぜ。こりゃ早くも第二回目の閑話休題が必要なんじゃないか。あるいは、レシカ姉さんにそれとなく聞いてみるってのもいいな。 >第七章 ??? >>トップへ戻る